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映画「ブラックパンサー」のネタバレ・あらすじ

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映画「ブラックパンサー」基本情報


監督:ライアン・クーグラー
キャスト:
ティ・チャラ/ブラックパンサー - チャドウィック・ボーズマン
エリック・キルモンガー - マイケル・B・ジョーダン
ナキア - ルピタ・ニョンゴ
オコエ - ダナイ・グリラ
エヴェレット・ロス - マーティン・フリーマン
ウカビ - ダニエル・カルーヤ
シュリ - レティーシャ・ライト
エムバク - ウィンストン・デューク

公式サイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/blackpanther.html

<はじめに>

マーベルコミックシリーズの「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー」で登場し、アベンジャーズに加わったブラックパンサーの単独映画化。
シビル・ウォーの直後の話となっており、続編の「アベンジャーズ・インフィニティウォー」の前の話という時系列。
アメリカでは様々なレコードを書き換える爆発的なヒットを記録しており、公開から最初の2週間、週末は映画館に足を運んでもチケットが買えないほど。
作品の黒人文化を尊重した描き方などで黒人層から絶大な指示を得ているという背景がうかがえる。

<起>

場所は数年前のカリフォルニア、アパートに住む黒人男性の前にブラックパンサースーツを着た男が護衛の兵を引き連れて現れる。
衛兵は男たちに「我々の仲間である証拠を見せろ」と言い、男は衛兵達に青く発行する唇の裏を見せる。
ブラックパンサースーツを着た男は素顔を見せ、男の一人に「兄弟!」と話しかける。
スーツを着た男は現在のブラックパンサー、ティ・チャラの父親ティ・チャカであり、男の一人はその弟であった。
時は現在に戻り場所はアフリカのワカンダ王国。
ワカンダ王国は大自然に囲まれていながらもすさまじいテクノロジーを有しており、他国にはない圧倒的な文明を築いているが、他国には発展途上の第三国だと言ってカモフラージュしており、そのテクノロジーは表にでていない。

国の周りにホログラムのバリアを張っており、高層ビルの並ぶ街並みを隠し、また各国にスパイを送り込んで世界の情報を集めている。
シビル・ウォーで爆破テロで亡くなった国王ティ・チャカの息子でありブラックパンサーであるティ・チャラは国王になるための儀式を受ける。

儀式の途中でジャバリ族の王、エヌバクがティ・チャラの王位継承に反対し戦いを挑む。ティ・チャラはその挑戦を受け、戦いに勝利して国王と正式に認められる。

<承>

場所はイギリスの博物館。
武器商人のユリウス・クロウとエリックが博物館を襲い、ワカンダ王国の特殊金属ヴィブラニウムで作られた展示物を盗み出す。
ヴィブラニウムが盗まれた情報はワカンダにも届き、ユリウス達が向かったという韓国にティ・チャラはスパイであり元恋人のナキアと親衛隊隊長のオコエとともに向かう。

韓国のカジノで金属が取引されるという情報を掴んだティ・チャラはカジノに侵入。
そこにはティ・チャラの顔見知りのCIA捜査官、エヴェレットも侵入しており協力することに。

ユリウス達がカジノに入ってくる。
すると好戦的なオコエは武器の槍を取り出し襲いかかり、大乱闘に。
ティ・チャラはユリウスを捉えようとするが、ユリウスは左腕に武器を仕込んでおり、思わぬ反撃を受ける。
ティ・チャラはブラックパンサースーツを装着し、妹のシュリのテクノロジーを駆使したサポートもありユリウスを捉えることに成功する。
ティ・チャラ達はユリウスをCIAのアジトで尋問する。
尋問の中でユリウスの左腕の武器がワカンダの技術だという事実をつきとめ、どこかからワカンダの情報が漏れていることがわかる。
そこにユリウスの仲間のエリックが襲撃をかける。
不意をつかれたティ・チャラはユリウスを奪還され、エヴェレットは脊髄を銃で打たれてしまう。
ワカンダの技術を使えばエリックを救えると考えたティ・チャラはワカンダの存在が表にバレてしまうことを危惧しながらも友を救うことを選びワカンダに向かう。

<転>

ワガンダに帰ったティ・チャラは襲撃してきたエリックが王位継承の証である指輪をしていたことが気にかかっており、高僧のズリに相談に行く。
そこでティ・チャラは父親に関する衝撃的な話を聞くことになる。
父ティ・チャカの弟ン・ジャブはスパイとしてアメリカに送り込まれカリフォルニアに住んでいた。
しかしアメリカで黒人が差別されしたげられる光景を見たン・ジャブは世の中への怒りを感じるようになる。
ン・ジャブはスパイの仕事を忘れ黒人の不当な地位からの解放のためにワガンダの武器やヴィブラニウムを彼らに渡そうと考え武器商人を取引をしていた。
ティ・チャカはン・ジャブの様子を探るためにズリをン・ジャブのスパイとしてアメリカに送り込んでいた。
オープニングに登場したもう一人の男は若い頃のズリであった。
ティ・チャカが目の前に現れ、ズリが自分に向けられたスパイであったことを知ったン・ジャリはズリを殺そうとしたので止むを得ずティ・チャカはその場でン・ジャリを殺してしまう。
ズリから父親が弟を殺したという話を聞いたティ・チャラはショックを受ける。
また、ン・ジャリには幼い息子がおり、アメリカに取り残されたのだという。

一方ユリウスを救出したエリックだったが、エリックはもはや邪魔者になったユリウスを殺してしまう。

そしてそのユリウスの死体をワカンダに持っていき、ボーダー族のリーダー、ウカビに引き渡す。

ティ・チャラはエリックの正体を突き止めようと過去の情報を集め、エリックがSealsの退院で凄腕の兵士でありその殺傷能力から「キルモンガー」と呼ばれていることを知る。
エリックのことを議会で報告するティ・チャラ。
そこにウカピとともにエリックが現れる。
エリックは議会の前で自分こそが元国王の弟ン・ジャリの息子であるということを告白し、ティ・チャラに挑戦を叩きつける。
ウカピもすでにエリックの指示派に回っていた。
ティ・チャラはエリックの挑戦を受ける。

エリックとティ・チャラの決闘が行われ、ティ・チャラはだんだんと不利に、途中で止めに入ったズリもエリックは殺してしまう。
そしてティ・チャラはエリックに滝に投げ込まれ、エリックは勝者として新たな王となる資格を得る。
王となったエリックはワガンダの武器を世界中に送り、黒人達を武装させ、ワカンダを中心とした新たな黒人中心の秩序の世界を作り出そうと考える。

突然のティ・チャラの死と新たな王の誕生を受け入れることのできないティ・チャラの母親とナキア、シュリ、エヴェレットは超人的な力を身につけるハーブを持って首都を脱出する。
ナキア達は以前ティ・チャラに決闘を挑んだジャバリ族のもとへ向かった。
新たな王の野望を阻止するためにジャバリ族の王エヌバクにエリックを倒してくれるとう頼もうと考えていた。
ハーブを差し出されたエヌバクは戦うことに協力的な態度を見せるも、ナキア達をある場所に連れていく。
そこには式を失い、氷で包まれた仮死状態のティ・チャラが保護されていた。
母とナキアはハーブを使い、ティ・チャラを蘇生されることに成功する。

<結>

エリックの武器を輸出する計画は進められ、武器を乗せた輸送機が出発した。
しかし輸送機の一機が突然爆発。
その爆発した輸送機の残骸から現れたのはブラックパンサー、ティ・チャラだった。

王が生きていると知ったオコエ達親衛隊はティ・チャラの側につく。

ティ・チャラと親衛隊VSエリックとボーダー族の大乱戦となる。
王となる資格を得ていたエリックもブラックパンサーのスーツを手に言いれており、オコエ達親衛隊は苦戦を強いられる。

一方ナキア、シュリ、エヴェレットはワガンダの施設の奥に侵入し、シュリとナキアはそれぞれ武器を装着、戦いに加わる。
エヴェレットは遠隔操作装置で戦闘機を操り輸送機を撃ち落として武器が国外に渡るのを阻止することに成功する。

戦闘はボーダー族の圧倒的数に対し、味方は親衛隊のみのティ・チャラ達は苦戦を強いられ、ウカピが戦闘用のサイを投入したことによりさらに不利になる。
だんだんと追い詰めらるティ・チャラ、その目に今にもエリックにとどめを刺されそうなシュリの姿が映る。

ティ・チャラは力を振り絞りエリックに飛びかかり、二人のブラックパンサーの一騎打ちとなる。

オコエ達親衛隊は数の差によりだんだんと追い詰められ万事休すとなる。
ところがそこにエヌバク達ジャバリ族が助けに現れ戦局は一変、オコエはウカピを追い詰めボーダー族は武器を捨てて全面降伏する。

ティ・チャラとエリックは激しい戦いが続く。
ティ・チャラはシュリにヴィブラニウムの効果を弱める装置を作動させてブラックパンサースーツの強度を弱める。
やがてティ・チャラがスーツの弱まったエリックに剣を突き刺し勝利する。

戦いの後、王となったティ・チャラは国会でワガンダの存在を明かし、これからはワガンダは表にでて世界平和のために各国と協力し、技術も提供すると発表する。
また世界中で苦しむ黒人の貧困層をサポートし、アメリカの貧困層でビルを買い、福祉センターを開きシュリを責任者とした。

エンディングの後、シュリの福祉センターで一人の男が目を覚ます。
その男はシビルウォーで傷ついたウインターソルジャー、バッキー・バーンズだった。

そして物語は「アベンジャーズ・インフィニティウォー」へと続いていく。

<感想>

映像の迫力など、さすがマーベル!という感じで文句なしでした。
ただ自分が今のアメリカの社会背景を見ていると、この映画に込められたメッセージは自分としては支持し難いもので評価は星3つという所です。
というのは、この映画は黒人が世の中で差別されその権威を主張する描写が強く、それが黒人層に支持されることで爆発的なヒットをしています。
同時に良いレビューは黒人層によるものであり、白人層からは批判的なレビューも見られます。
今のアメリカは人種の差はどんどんなくなっており、いまだに黒人層は貧困が多いので良い教育が受けられず良い職につけないなどの問題はありますが、昔のように明確な差別はなくなってきています。
むしろ黒人をサポートする白人層もかなりいます。
そのような黒人の権威が上がってきている中から、黒人の中には「平等」と「黒人優位」を履き違えている人もたくさんでてきています。
要するに黒人が自分たちが少しでも不当な扱いを受けたと感じたらすぐに「差別するのか!」と主張するようになってしまったのです。
世の中生きていれば人種に関係なく嫌なことはあるし、不当な扱いを受けることはあります。
それをすべて人種差別のせいにして自分たちが他の人種より優位に使われなければ不当な扱いを受けている!と主張する自己中心的な態度が昨今の問題であり、白人の中にも自分たちが甘やかしすぎた責任だという声も聞きます。
このような態度が他の人種には非常に愚かに映り、またもや黒人は教養が低いと軽蔑されるという悪循環が起きているのです。
一番の問題はこのような態度が自分たちの立場を悪くしている、と気づく黒人があまりに少ないことでしょう。

それが今回の映画にも見えてしまいました。
実はこのブラックパンサー、主役のティ・チャラも人気ですが、それと負けぬほどの人気なのがヴィランのエリック・キルモンガーなのです。
彼はワガンダの武器を輸出して黒人を武装させ、黒人中心の世界を作ろうとします。
その行動が非常に黒人層から人気を集めているのです。
まさに黒人優位の世界にしたい、と考えている黒人層が多いことの現れなんですね。
さらにはこのキルモンガーの父親は黒人の世界を作るために努力した英雄のような描写も見られます。
この映画を見た黒人層の子供達が「平等=黒人が優遇される世界」というおかしな先入観を持つようになるのではないか、と不安になります。
アメリカの黒人層は黒人の権威を主張するためにこの映画を応援する!と言っていますが、その権威がこのような自己中心的な考え方の主張であれば、正直黒人層が子供じみて見えてしまいます。
日本からでは馴染みのない話ですが、アメリカに住んでいるとそのような社会背景をひしひしと感じてしまいます。

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